ジャム瓶のフタの法則(1)
ジャム瓶のフタの法則(1)
開かなくなってしまったジャム瓶。フタの部分を握りしめ、うーうー、力を込めてもなかなか開かない。そうそう、こんな時、役に立つのが、あった、便利グッズ…って、でも、これを使っても開かないよう。
フタの部分を温めたり、コツコツ叩いたり、ありとあらゆる工夫をしてみてもなかなか開かない。「私にちょっとかしてみて」と声をかけられ、託してみると、ポコっ、あっさりとフタが開いてしまったじゃありませんか。
すごーい、あれだけがんばって開けようと努力したのに、あなた、一回の挑戦で軽くクリアしてしまうなんて。ねーねー、どうして開けられたの、と尋ねたら、「タイミングの問題かもね」といたって冷静な反応。
た、タイミング、力を入れる時の、ですか。スナップを効かせるとか、瞬発力を使うとか、なの。やっぱ運動神経、必要なのね。「ううん、そんなんじゃなくて、いうなれば ”声をかける” タイミングかな」だって。
解説しよう。フタの開かないジャム瓶に遭遇した場合、人は開封に向けて様々な方法を試みる。複数名の助っ人の手に渡ることもある。そのような過程を経ると、自然と、少しずつフタが緩んでくるというのだ。
その緩みがピークに達すると、あとは駄目押し、最後の一押しだけなので、その頃合いを見計らい「私にちょっとかしてみて」と言えばよいのだ。もちろん、絶大なるパワーも、高度なテクも必要ない。
これぞ名付けて「ジャム瓶のフタの法則」。
フタが開かないと困っている人へ。努力を続けていれば、いつかは開きます。諦めずに、いろいろなアプローチを試してみましょう。全く歯が立たないと感じても、少しづつ緩んでいるはずだからです。
フタが開かないと困っている人を見かけた人へ。初期段階から手伝ってあげるのも悪くないですが、当人の努力を尊重し、声をかける機会を待ちましょう。一発で開けられたことで、場合によっては尊敬されます。
(その2へつづく)
(やすだ)
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