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2010年7月17日 (土)

梅雨と梅

梅雨と梅

関東地方では、梅雨が明けました。いよいよ本格的な夏がやってきます。このところ、晴天の青さがやけに印象的です。もくもくと夏らしい豪快な雲も添えられていて、少しぐらい暑くてもかえって元気が出るような気がします。

小学生のころ、「梅が熟す時期に降る雨だから『梅雨』と書く」と教わった記憶があります。どうやら、「梅雨」の語源には諸説あるそうですが、もともとは中国から伝わった「黴雨(ばいう)」が有力です。”黴(かび)”が生えやすい時期の雨、という意味で、じめじめしたこの時期をうまく表しています。

しかし、”かび”というのもイメージが良くないので、音声的にも時期的にも合致する”梅(バイ、うめ)”に転じたのではないかと考えられています。日本人ってなんともアレンジ上手です。

漢字として「梅雨」になったのはよいのですが、なぜそれを「つゆ」と読むようになったのでしょう。これもいろいろ説があるそうです。「露(つゆ)」が一番想像がしやすいのですが、梅の実が熟して潰れてしまうの「潰ゆ(つゆ)」がもっともらしいとのこと。ただし、「汁(つゆ)」が語源、との説は、どこを調べてもなかったです、ハイ。

例年6月ごろ、スーパーなどの店頭に、梅と氷砂糖、そしてホワイトリカーが並びます。そうです梅酒です。シソもこの時期ですから、梅干しを浸ける方も多いと思います。冷たい梅酒で疲れを癒し、汗をかいたあとは梅干しで塩分補給する。いいですねえ、梅。幅広く食文化に貢献している果実は他には見当たらない気がします。

ちなみに「梅雨」は、「五月雨(さみだれ)」ともいいます。”五月の雨”と書きますが、夏の季語です。

 「五月雨を あつめて早し 最上川」松尾芭蕉

さあ、夏がやってくる…。
(やすだ)

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