カテゴリー「トピックス」の34件の記事

2012年11月13日 (火)

JAMSTEC「ちきゅうTV」

地球深部探査船「ちきゅう」のことをもっと詳しく知りたい方、必見! 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の公式動画サイトがあります。「ちきゅう」の航海や研究活動の最新情報が動画で観られます。

ちきゅうTV DISCOVER THE FUTURE
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/tv/j/

YouTube「JAMSTEC Channel」
http://www.youtube.com/user/jamstecchannel

また、先月には、TV朝日にて「ちきゅう」が取り上げられました。残念ながら放映は終了してしまいましたが、番組で紹介された内容は、WEBサイトで読むことができます。

TV朝日「奇跡の地球物語」
探査船「ちきゅう」地球の正体に挑む

(2012年10月21日放映)
出演:
 海洋研究開発機構CDEX/センター長:東 垣
 海洋研究開発機構CDEX/船上代表:猿橋具和
 JAMSTEC高知コア研究所/上席研究員:稲垣史生
 地球深部探査船ちきゅう/船長:恩田裕治
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20121021/index.html

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書籍「海のプロフェッショナル」

第9回茶話会の追加情報です。

茶話会に、ゲストの木戸ゆかりさんがお持ちになった書籍です。海洋学に関わる女性研究者の方々が21名集まって作られた本です。木戸さんも執筆されています(127ページ〜)。ぜひご覧ください。

B11


「海のプロフェッショナル 海洋学への招待状」
編者:窪川かおる
著者:女性海洋研究者チーム
出版:東海大学出版会 (2010年)
価格:1,200円
http://www.amazon.co.jp/dp/4486018818/
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目次
第1部 学ぶ
1.海ってこんなところ─海への招待
2.人の暮らしを支える海
3.人間活動と海洋環境の変化
4.生命と環境のつながり合い
5.環境の変化を映し出す海
6.天気は海が決める?─気候変動と海洋
7.海の底には地球の歴史がつもっている
8.海の底には山や温泉がある

第2部 進学する─学生生活をのぞいてみよう
1.海底の大山脈、中央海嶺を調べる
2.ナメクジウオから進化を解き明かす
3.水産大学校で学ぶ

第3部 仕事にする─働く現場をのぞいてみよう
1.海洋汚染調査に携わる
2.マイワシやマサバの資源管理を研究する
3.海洋調査のサポートをする
4.水族館の仕事
5.地球深部探査船「ちきゅう」での仕事(*木戸ゆかりさん執筆)
6.科学研究を取り巻く様々な仕事
7.海の自然を伝える活動
8.国連開発計画の国際職員として

付録
Q&A
海に関するおすすめ本
海にかかわる機関およびWebサイト
著者紹介

また、この本が出版されたときに、記念セミナーが開催されていました。そのときの様子は、以下のWEBサイトでご覧になれます。

【報告】「海のプロフェッショナル〜海洋学への招待状〜」出版記念セミナー
 東京大学海洋アライアンス(2011年1月29日)
http://www.oa.u-tokyo.ac.jp/activity/2011/02/2011129.html

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地球深部探査船「ちきゅう」のプラモデル

第9回茶話会でも展示していた、あの、地球深部探査船「ちきゅう」のプラモデルが今月末に発売されるそうです。

C11

バンダイ Exploring Lab.シリーズ
地球深部探査船「ちきゅう」(1/700スケール)
5,985円(+税)
http://bandai-hobby.net/site/exploring04.html

Amazonでも予約開始となっていました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0091O16RM/

発売予定日は2012年11月23日です。模型好きの方はぜひご確認を!

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2012年10月14日 (日)

水生生物を使って、水環境を調査する

「ECO焦点インタビュー 水生生物使う排水評価」
 国立環境研究所 主任研究員 鑪迫典久(たたらざこのりひさ)氏
日経産業新聞、2012年10月10日(2面)

Tatarazako

工場排水が生態系に与える影響をミジンコや魚など水生生物を使って調べる「WET(全排水毒性)評価」についてのインタビュー記事です。「おしゃべりサイエンス」第8回茶話会のゲスト・渡部春奈さんの直接の上司にあたる、鑪迫典久(たたらざこのりひさ)主任研究員が、WET評価について分かりやすく解説しています。

WET評価は、1990年代にアメリカに導入され、カナダ、ドイツ、フランス、そしておとなり・韓国でも実施されています。環境省は、日本版WETのガイドラインを今年度末までにまとめる予定とのことです。

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【参考】(国立環境研究所ホームページより)
「環境儀 NO.38 バイオアッセイによって環境をはかる-持続可能な生態系を目指して」
http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/38/02-03.html

「研究者に聞く!!」
鑪迫典久/環境リスク研究センター環境曝露計測研究室 主任研究員
http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/38/04-09_1.html

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2011年10月 5日 (水)

第6回茶話会のようす(その3)

第6回茶話会の追加情報です。

◎茶話会でゲストの福田さんが紹介された、受精卵などの写真が数多く掲載されている本です。

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「A Child is Born」
著者:Lennart Nilsson
出版:Jonathan Cape (2009年)
http://www.amazon.co.jp/dp/0224089951/

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2011年8月12日 (金)

首長竜:卵でなく子どもを出産

首長竜:卵でなく子どもを出産

・1987年に発掘された首長竜「プレシオサウルス」の化石を分析。アメリカ・マーシャル大学などの研究チームが、科学誌『サイエンス』に発表。
・タマゴを産むのではなく、子どもを妊娠・出産する「胎生」の生物であることが分かった。
・この発見に関して、「おしゃべりサイエンス」第2回茶話会にゲスト出演してくださった、佐藤たまき(東京学芸大准教授)さんは、毎日新聞紙上で「古生物の生態に関する情報は化石に残りにくいため、非常に重要な発見だ」とコメントした。

◇各紙の見出し
「首長竜:卵でなく子どもを出産 米チームが化石を分析」
毎日新聞、2011年8月12日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110812k0000m040127000c.html

「首長竜の「クー」、赤ちゃん産み子育て? 米チーム研究」
朝日新聞、2011年8月12日
http://www.asahi.com/science/update/0812/TKY201108110642.html

◇海外のWEBより
'Sea Monster Had a Bun in the Oven',
AAAS, 11 Aug. 2011
http://news.sciencemag.org/sciencenow/2011/08/sea-monster-had-a-bun-in-the-ove.html
*have a bun in the oven とは、(口語で)女性が妊娠しているという意味です。

'Pregnant plesiosaur with giant foetus hints at caring parents'
Discover Magazine, 11 Aug. 2011
http://blogs.discovermagazine.com/notrocketscience/2011/08/11/pregnant-plesiosaur-with-giant-foetus-hints-at-caring-parents/

◇もとの論文
F. R. O’Keefe, L. M. Chiappe 'Viviparity and K-Selected Life History in a Mesozoic Marine Plesiosaur (Reptilia, Sauropterygia)'
Science 12 August 2011: Vol. 333 no. 6044 pp. 870-873
http://www.sciencemag.org/content/333/6044/870.abstract

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◎第2回茶話会のようす(ゲスト:佐藤たまきさん)は、こちらから…
http://science.air-nifty.com/oshaberi/2009/11/2-32b8.html
http://science.air-nifty.com/oshaberi/2/index.html

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2010年12月 9日 (木)

アスピリンに、がん予防効果が

「アスピリン(アセチルサリチル酸)」の服用により、さまざまな種類のがんによる死亡の危険性を減らすことができる、との研究成果が発表されました。

今回の発表によると、大腸がんをはじめ、前立腺、肺、脳、咽喉のがん予防にも効果があるそうです。

ちなみに、アスピリンは、頭痛鎮痛薬として大衆薬にも含まれている成分で、高等学校の化学の教科書にも登場します。

<各誌の見出し>
「がん死亡リスク、アスピリン常用で大幅減、英大研究」
AFPBB News、2010年12月7日
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2778236/6558713

「アスピリンの少量・長期服用で「がん予防効果」
読売新聞、2010年12月9日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101209-OYT1T00236.htm

<もとの論文>
"Effect of daily aspirin on long-term risk of death due to cancer: analysis of individual patient data from randomised trials"
Peter M Rothwell, F Gerald R Fowkes, Jill FF Belch , Hisao Ogawa, Charles P Warlow , Prof Tom W Meade
The Lancet, Early Online Publication, 7 December 2010doi:10.1016/S0140-6736(10)62110-1
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(10)62110-1/abstract

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2010年10月 6日 (水)

2010年ノーベル化学賞

2010年ノーベル化学賞(2010年10月6日発表)

「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」
"for palladium-catalyzed cross couplings in organic synthesis"

⇒リチャード・ヘック(Richard F. Heck):1931年アメリカ生まれ。アメリカ・デラウェア大学名誉教授

⇒根岸英一(ねぎしえいいち):1935年旧満州生まれ。アメリカ・パデュー大学教授

⇒鈴木章(すずきあきら):1930年日本生まれ。北海道大学名誉教授

・有機化学(有機合成化学)分野の業績に対して。炭素と炭素を結びつける効果的な反応は、たとえば、製薬・医薬品合成の研究などに役立つ。

・「溝呂木-Heck反応」=パラジウム触媒に進行する、アルケンとアリールまたはアルケニルハライド間のクロスカップリング反応=を開発。

・「根岸カップリング反応」=有機亜鉛化合物と有機ハロゲン化物とを、パラジウムまたはニッケル触媒のもとに縮合させる反応=を開発。

・「鈴木・宮浦カップリング反応」=パラジウム触媒を用い、有機ホウ素化合物と有機ハロゲン化合物をクロスカップリングさせ、非対称ビアリールを得る反応=を開発。

・日本のノーベル賞受賞は17、18人目(米国籍である南部陽一郎を含む)。化学賞では6、7人目。

http://nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry/laureates/2010/


<日本の研究者のノーベル賞受賞者(2010年10月6日現在)>

◎自然科学分野
1949年 湯川秀樹(物理学)
1965年 朝永振一郎(物理学)
1973年 江崎玲於奈(物理学)
1981年 福井謙一(化学)
1987年 利根川進(医学・生理学)
2000年 白川英樹(化学)
2001年 野依良治(化学)
2002年 小柴昌俊(物理学)、田中耕一(化学)
2008年 南部陽一郎(物理学)、小林誠(物理学)、益川敏英(物理学)、下村脩(化学)
2010年 根岸英一(化学)、鈴木章(化学)
 医学・生理学…1名
 物理学…7名(うち1名(南部陽一郎)は米国籍)
 化学…7名

◎自然科学分野以外
1968年 川端康成(文学)
1974年 佐藤栄作(平和)
1994年 大江健三郎(文学)
*経済学賞だけ、いまだ日本人受賞者はいない。


<追記:2010.10.13>
・「鈴木-宮浦クロスカップリング反応」
Suzuki-Miyaura Cross-Coupling Reaction
東京化成工業・製品情報
http://www.tokyokasei.co.jp/product/synthetic-chem/S031.shtml

・【PDF】鈴木章 ”鈴木-宮浦カップリング(SMC)反応の問題点” TCIメール No.142、2009年4月。
http://www.tokyokasei.co.jp/tcimail/backnumber/article/142dr.pdf

●去年(2009年)のノーベル化学賞は…
http://science.air-nifty.com/oshaberi/2009/10/2009-bf8f.html

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2010年10月 5日 (火)

2010年ノーベル物理学賞

2010年ノーベル物理学賞(2010年10月5日発表)

「二次元物質グラフェンに関する革新的実験」
"for groundbreaking experiments regarding the two-dimensional material graphene"

⇒アンドレ・ガイム(Andre Geim):1958年ロシア生まれ。イギリス・マンチェスター大学メゾサイエンス・ナノテクノロジー研究所長。

⇒コンスタンチン・ノボセロフ(Konstantin Novoselov):1974年ロシア生まれ。イギリス・マンチェスター大学教授。

・2004年、セロファンテープでグラファイト(黒鉛:鉛筆の芯の主成分)の薄片を挟むように折り、これを張って引き剥がす操作を繰り返すことにより、グラフェンの合成・単離に成功(2004年)。

・「グラフェン」は、原子1個分の厚みしかない炭素のシート。これを筒状にしたものが「カーボン・ナノチューブ」(飯島澄男・名城大教授が発見)。常温では、他の素材よりも電子の移動速度が速く、超高速トランジスタ、タッチスクリーン、太陽電池などへの応用が期待される。

・ちなみに、ガイム氏は「カエルを生きたまま磁力で浮かせた実験」で、2000年にイグ・ノーベル賞を受賞している。イグ・ノーベル賞とノーベル賞を両方受賞した事例は初めて。

・また、ノボセロフ氏は36歳と若い。(ノーベル賞の最年少受賞は、当時25歳のローレンス・ブラッグ(1915年物理学賞))。

http://nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2010/

<追記(2010.10.6)>
「英大学の2氏にノーベル物理学賞=炭素新素材の開発で」
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、2010年10月6日
http://jp.wsj.com/Business-Companies/Technology/node_114965

●去年(2009年)のノーベル物理学賞は…
http://science.air-nifty.com/oshaberi/2009/10/2009-b229.html

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2010年10月 4日 (月)

2010年ノーベル医学・生理学賞

2010年ノーベル医学・生理学賞(2010年10月4日発表)

「ヒトの体外受精の発展」
"for the development of in vitro fertilization"

⇒ ロバート・G・エドワーズ(Robert Geoffrey Edwards):1925年イギリス・マンチェスター生まれ。ケンブリッジ大学名誉教授。

・ロバート・エドワーズは、1978年7月25日「試験管ベビー」を生み出した医師。

・「体外受精(In Vitro Fertilization, IVF)」とは、女性の卵巣から卵子を取り出し、精子を加えてできた受精卵(胚)を、子宮に戻す技術。

http://nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2010/

●昨年(2009年)のノーベル医学・生理学賞は…
http://science.air-nifty.com/oshaberi/2009/10/2009-1173.html

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